会社に出勤して秘書として働く場合、1日の労働時間は厳格に決められた状態の中で働かなくてはいけません。独身の頃なら特に問題ないでしょうが、育児との両立を考えながら仕事をしていきたい母親にとっては、送り迎えや学校行事への参加など不都合なことも起こってくるでしょう。
そこで、秘書としての働き方について、新しいスタイルを提唱しているのが在宅秘書や秘書代行などの存在です。派遣会社や秘書代行サービスを請け負っている企業に登録することで、秘書として仕事を始めることができます。主な仕事は宿泊するホテルの予約を行ったり、新幹線などの交通機関のチケットの手配、メールや電話応対や名刺の作成など、秘書が会社で行う仕事と大差ありません。
仕事上で気になったことはライブチャットや電話などを通してやりとりをしますから、在宅で仕事をしていても支障はないのです。在宅秘書にとっては出勤する手間から解放され、労働時間や休みも自分の都合に合わせて自由に調整することが可能なので、育児との両立も無理なく行えます。在宅秘書を雇う側にもコストダウンができるので、双方にとってメリットが大きいという性質があります。
お給料に関しては、時給で換算する企業と月給制のところとバラバラです。どちらの場合でもスーパーなどのパートタイム労働に比べて高収入が望めますし、交通費やランチ代を浮かせることにもなるので実際に稼ぐことができる金額以外にも得るものがあるのが在宅秘書という仕事なのです。